雨上がりに見られる虹は、どうして7色なのでしょう。この世には波長(エネルギー)の違いによって、いろいろな種類の「光」があります。虹は赤・橙(だいだい)・黄・緑・青・藍・紫に色分けされますが、それぞれの色で波長(エネルギー)が異なります。
実は私たちの目は、この世に存在する全ての光を見ることができません。目に見える可視光線のほかに、よりエネルギーの低い光は、ファンヒーターなどでおなじみの赤外線や、電波と呼ばれます。逆にエネルギーの高いものには、UVカットなどでおなじみの紫外線があります。そして、それよりエネルギーの高いものが放射線(エックス線やガンマ線)です。
臭いもしないし、目にも見えないから厄介。確かにそうですが、放射線も紫外線と同じく、必ず周囲に存在し、われわれは生活の中で浴びてしまいます。浴びすぎるわけにはいかないけれど、問題はその「量」。考え方は紫外線と一緒です。