千円札の「顔」が7月に野口英世から北里柴三郎に変わった。旧千円札もまだ流通しているが、これから博士の千円札が財布から減るたびに寂しさは増していくだろう。 今からちょうど20年前の2004年11月、野口千円札の発行が始まった。地元の猪苗代町ではお祭り騒ぎの記念行事が続き、野口英世記念館の学芸課長だった私も取材対応に追われた。その後は講演依頼が殺到し、福島民友新聞で連載した博士の伝記や交遊録は単...
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