会津武家屋敷に勤めて10年余り過ぎた頃、猪苗代町の野口英世記念館から「学芸員を探しているから来ないか」と誘われた。その頃から猪苗代町での生活を始めており、子どもも小さかったので、職場が近くなることが魅力だった。だいぶ引き留められたが、1987年の春に野口記念館に移籍した。 当初は英世についてそれほど詳しくなかったので、独学で本格的な研究に取り組んだ。記念館では私の提案によって常設展だけではな...
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