子ども時代の鹿島は祭りがとにかく多かった。春祭りと夏祭り、秋の産業祭やサケまつり。子どもたちはドッジボール大会、大人はバレー大会とスポーツイベントも充実していた。何でこんなに多いのかというほどだったが、ダムか何かができるよりも、子どもにとっては祭りは楽しく、無形の財産だった。 とりわけ秋は同じ時期に祭りが重なることもあり、父は中合、母は原町のガス祭りに出向く。私は地元のサケまつりの店番をしたこと...
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