「まとまった形で骨のような化石が見つかったので、いわきに来てください」。地方の高校生が書いた手紙に、国立科学博物館の小畠郁生さんが動いてくれた。しばらくして、小畠さんは、古脊椎動物研究者の同僚と共にいわきに来てくれることになった。 その当時は、恐竜時代(中生代)と三葉虫時代(古生代)の化石は、アンモナイトや貝など無脊椎動物や植物が知られているぐらいだった。そのため、私の手紙に「ひょっとしたら」と...
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