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【10】W杯の舞台、独特な空気 ラグビー元日本代表・大野均

2022/01/20 08:30

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カナダ戦に出場した私(左)。初めてのワールドカップは1分け3敗に終わった。最終戦の夜に飲んだ後、自分の部屋に戻ると悔しさが湧いてきた=2007年9月25日、ボルドー(共同)

 「この試合で死んでもいい」。4年に1度のラグビーワールドカップ(W杯)の舞台はそう思わせるような独特な空気があった。 2006年、フランスW杯を翌年に控え、日本代表の顔ぶれはだいぶ若返っていた。私は中堅的な位置で主将やゲームキャプテンを任される機会もあった。 アジア地区予選は韓国や香港とのリーグ戦を勝ち抜き、W杯の出場権をつかんだ。大差だったが、試合終了まで緊張が途切れることはなかったことを覚え...

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