「考古学は地域に勇気を与える」。大学時代の恩師である森浩一先生の言葉は、私が学芸員になる道を決定づけた。 高校を卒業して同志社大文学部に進んだ。両親は、造園学科がある東京農大への進学を望んでいたが、私に家業を継ぐ気はなかった。山岳部に所属していたことから今西錦司ら数々の登山家を輩出していた京都に憧れ、好きだった歴史を専攻したかった。 当時の教授で、考古学ブームを引っ張った森先生の下で学んだ。皆さ...
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