自然を求めて父が経営する仲田種苗園に入社したが、理想と現実にはギャップがあった。当たり前だが、野山を歩き回りさえすればいいわけじゃない。商売をしなければならない。 仲田種苗園は両親が1960(昭和35)年に創業した。本県の豊かな植生を生かし、自生する自然樹を商品にした。 当時の植木は、首都圏で生産されたマツなどの仕立物が中心だった。そのため父がトラックで片道8時間かけ、東京の市場まで運ぶ自然樹は...
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