初めて日の丸を背負って走った日に感じた重圧は一生忘れないだろう。 学法石川高に入学直後は女子チームに交ざって練習していたが、その2年後には世界大会を懸けた戦いに挑んでいた。 世界ユース選手権に出場するため、参加標準記録の1分52秒を突破することが条件だった。当時の自己ベストは1分53秒。1秒を削ることの厳しさは理解していたが、何としても出場したかった。 学石からは1学年下の遠藤日向(住友電工)が...
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