高校入学と同時に、私の陸上人生が本格的に始まった。中学校にはなかった常設の陸上部に入部し長年悩まされた成長痛もなくなった。そして何よりも、恩師とハードルとの出会いがあったことが大きかった。 陸上部の顧問は後に私の恩師となる白岩一夫先生。白岩先生の指導の基本は走ることで、それは全種目の選手に対して同じものだった。当時は三段跳びが専門だった私も、終わりの見えない走り込みで身体と精神を一から鍛えられ...
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