現役最後の挑戦と位置付けたロンドン五輪を翌年に控えた2011年の春、大会の練習中にアキレス腱(けん)を痛めた。「バキッ」。聞いたことのない音が体に響き、その日のうちに足がパンパンに腫れ上がった。人生で初めての、ハードルを跳べないほどの大けがだった。 この前年、約2年在籍したルアーメーカーの実業団を退団し、プロに転身した。実業団では、ロンドン五輪での引退を決意して競技への取り組み方を見直し、パフ...
この記事は会員専用記事です
残り598文字(全文798文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。