作家の角田光代さんは、人とまちとの関係性には変化が出てくると指摘する。旅で最初に訪れた時には、全てが目新しい。何度も訪れていると風景になじみ、再訪した時に「なつかしい」と思うようになる ▼それでも訪問を重ねていくと、旅先の感覚が薄れ日常感が生じ、楽しいのだがさまざまなことを「面倒くさい」と感じてしまう。さらに親しむと、そこが好きになった裏返しとして、土地への愛情のこもった愚痴をこぼすようにな...
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