80歳を超え、重たい中華鍋を振るう腕は痛むが「これだけみんなにかわいがってもらってありがたい限り。やるしかない」。南相馬市原町区の「中華飯店 栄華」店主の田原実さん(82)は1964年東京五輪の翌年、23歳で開業して以来59年間、調理場に立ち続ける。みそラーメンがまだ広く知られていない時代に、客から「みそ汁にラーメンを入れたのか」と驚かれるようなころからの商いだ。ギョーザの皮も麺のスープも全て手...
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