東日本大震災直後に筑波山麓の空き食堂を改装して始めた自転車の多機能ステーションは、地元復興のシンボル的な存在でもあったかもしれない。自治体やメディアの注目を集め、私のサービスはロードバイク愛好者に支持された。茨城豚の豚汁、筑波北条米のおにぎりなど地産地消ランチを、凍えたサイクリストたちは「生き返る」と喜んでくれた。パンクで困っている人、負傷者がいれば助けた。自転車コミュニティーができ、地域の商工...
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