東京農大へ進学すると、自分と同じ「みそ屋の息子」という境遇の同級生らに初めて出会った。それまで、地元でみそ屋トークをすることはなかったが、同じ立場から「朝が早過ぎる」「衛生管理が大変で納豆を食べることができない」などの「みそ屋あるある」を話して盛り上がった。 しかし、彼らは「卒業後は貿易会社や商社に就職し、ノウハウと人脈を得た上で家業を継ぎたい」と1年の時から話していた。「自分は何の考えもないま...
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