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【3】激務続き残った虚無感 tenten代表理事・藤本菜月

2025/04/02 08:30

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政府開発援助(ODA)を担当し、ラオスで国際協力機構(JICA)のプロジェクトを視察した時の私(中央右)。この出張後、寿退職した

 「官僚として日本のために尽くしたい!」 「この国を変えるために働きたい!」 晴れて霞が関入りし、農林水産省の一員となった私だが、そんな高い理想を描くのは恥ずかしいと思っていた。「意識低い系」キャリア官僚の誕生だ。 定時上がりに銀ぶらして映画鑑賞、なんて憧れの都会生活を送っていた1年目から一転。2年目以降に待ち受けていたのは、タクシーで帰宅し、1時間だけ寝て、また1時間半かけて出勤する日々だった。...

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