12日にアクアマリンふくしま(いわき市)の開館25周年記念としてオープンした新エリア「わくわく・はじまりの森」。五感で楽しむ自然体験をコンセプトに、浜通りの里山を再現した約5000平方メートルの敷地で約50種120点の生き物を観察することができる。
新エリアには春から秋までの間、水に入って楽しめる人工の川「川ガキのあそび場」を整備。日陰のある休憩所や手足を洗える水道があり、家族連れで安心して川遊びができる。川の中をのぞくことができる「みずのなかテラス」も設けた。
このほか、里山の生態系を再現した「かくれんぼ湿地」「モミジのさんぽ道」「みちくさ原っぱ」などがあり、動物の足跡やふんなどの痕跡から生き物の気配を感じ自然観察ができる。
周囲を囲む約200メートルの「ふくしま・いろんな生きものトンネル」では本県に生息する魚や昆虫、哺乳類などを展示している。エリア入り口には日本の里山の象徴としてホンドタヌキが展示されており、愛くるしい動きで来場者を出迎える。
川ガキのあそび場では雨天時は遊べない。また、23日は終日利用不可。問い合わせは同館(電話0246・73・2525)へ。