福島市飯坂町のおみやげ喫茶「土論堂(どろんどう)」は、飯坂温泉名物のラジウム玉子を丸ごと1個使った「ラヂウムチーズシェイク」の販売を開始した。ラジウム玉子をスイーツに使うという、今までにない発想が話題となっている。
土論堂は、飯坂温泉の湯沢通り沿いに5月にオープンした。流行している「飲むチーズケーキ」にちなんだ商品を開発しようと明智茂館長(44)と重永優店長(42)が知恵を絞った。
機械でシェークするためラジウム玉子の姿は見えないが、その存在感は楽しめる。たっぷりのクリームチーズや練乳、バニラアイスが入っているため全体に甘いが、ラジウム玉子のせいか、くどくない甘さだ。上にのったクッキーのザクザクした食感も絶妙。プラスチック容器で提供するため、手に持ってまち歩きすることもできる。750円。
土論堂は季節限定で地元産のモモやクリームチーズ、蜂蜜を使った「ももピザ」(900円)も販売しており、明智館長は「今後も新しい商品を開発したい」と話している。