福島商高商品開発部は、爽やかさと健康を意識した「さわやカレーパン」を開発した。かんきつ系の香りが特徴で、油で揚げていないためヘルシーに仕上げた。材料のフルーツや辛さの異なる2種類の味が楽しめる。
福島銀行が地域活性化に貢献する「ふくぎん地域元気プロジェクト」の一環で松月堂(福島市)の協力を得て開発した。
カレーパンのコンセプトは「みんなが好きで手軽に美味しく食べられる」。部員19人が協力し、広い世代に受け入れられるように果肉やスパイスの割合を調整するなど試作を重ねて完成させた。
開発したカレーパンは、本格的なスパイスやグレープフルーツの果肉感が楽しめるピリ辛カレーと、生クリームとレモンを使用したまろやかな味わいのカレーの2種類。ともにチーズがかかっており、満足感を得られる。同部の榊春那さん(2年)は「試行錯誤して完成したので多くの方に食べてもらいたい」と話した。
カレーまつりで販売、出店費募る
「さわやカレーパン」は13~15日、福島市の四季の里で開催される「ふくしまSHOWカレーまつり」で販売される。2種類のパン1セットで600円。
福島商高商品開発部は、開発や出店にかかる費用を集めるため、インターネット上で資金調達を図るクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている(https://camp-fire.jp/projects/868336/view)。30日まで。目標額は85万円。1000~5万円の寄付額に応じてお礼のメールや同校オリジナルの長期保存パンなどの返礼品を用意している。CF業者の「CAMPFIRE(キャンプファイア)」とパートナー契約を結ぶ福島銀が支援した。