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【6】多様なケア、現場で学ぶ マインドホールディングス社長・佐藤卓也

2025/09/06 08:30

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首都圏で介護職に就いていた時の私(右)。当初はもどかしさを感じたが、利用者に笑顔で楽しく過ごしてもらったり、信頼関係を築きながら、人生の最期を笑顔で幸せに過ごしてもらえる貴い仕事だと感じた

 私が東京国際福祉専門学校に入学した2000年は、介護保険制度が始まった年だった。少子高齢化が国会で話題になることも多く、介護事業が注目され、介護福祉士を目指す人が多かった。 初めての介護実習で、私は目を疑う現場に直面した。職員が利用者に自分で脱げないような鍵付きの服を着させたり、暴れないようにひもで体を拘束したりする光景だった。当時、利用者の人数が多い施設では、体の自由を奪うなどの効率を重視した...

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