現在のロシア領、ケーニヒスベルクと呼ばれた街に生まれたカントは、夕方に散歩をするのが日課だった。同じ時間に同じ場所を必ず通ることから、近所の人々は、その姿を見て時計の針を直したとのエピソードが語られている ▼この話は、例外まで付け加えられている。ある日、カントが散歩をしなかった―。哲学者ルソーの著書を読みふけっていて時間を忘れてしまったとも伝えられているが、真相ははっきりしない。近所の人々はさ...
この記事は会員専用記事です
残り308文字(全文508文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。