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【空飛ぶカメラ】本名ダム・金山町 戦後復興の面影伝える

2025/09/29 08:20

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本名ダムを背景に第6只見川橋梁(きょうりょう)を走る只見線の列車。自然と人工物が共存している。ダムの上を旧国道252号が通る、全国でも珍しい造りだ=金山町本名(ドローン撮影)
本名ダムの洪水吐(こうずいばき)ゲート。戦後復興期の重要な電源として東北電力が開発を始めた只見川ダム施設群の一つで1954年に完成した

 奥会津・金山町本名を流れる只見川の水を満々とたたえる本名ダム。近くを走るJR只見線とともに、山あいの風景の一部となっている。  只見川の中流域にある本名ダムは、戦後復興期に京浜工業地帯再建のための電力を賄うことを目的に東北電力によって造られ、1954年8月に運転を開始した。同社は「日本の再建は東北から、東北の開発は電力から」を合言葉に、エネルギー供給源の建設を最重要課題とし、急流で豊富な水量、...

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