浜通りの海沿いなどを歩く「ふくしま浜街道トレイルウオークinとみおか・ならは・ひろの」は5日、富岡、楢葉、広野の3町で開かれた。浜通りの地域再生の現状を体感してもらおうと企画し、県内外から約60人が参加した。参加者は潮風に吹かれながら、双葉地方で秋の歩く旅を楽しんだ。福島民友新聞社の主催。
ふくしま浜街道トレイルは、新地町からいわき市に至る約220キロに設定された長距離の散策路で、浜通りの自然や歴史を感じることができる。今回は楢葉町の天神岬スポーツ公園を発着点とし、富岡町と楢葉町を巡る北コース(約16キロ)、広野町と楢葉町を歩く南コース(約14キロ)の二つのコースで行われた。
ふくしま浜街道トレイルアソシエーションが発行する「ハイキングパスポート」を手に各地の拠点などを巡る形式とした。参加者は、訪問を通じて復興の担い手らと意見交換し、地域の実情に理解を深めていた。
浜通りなど15市町村の交流人口拡大を目的とした広域マーケティング事業「HAMADOORI CIRCLE(浜通りサークル)2025」の一環として開催された。広野町、楢葉町、富岡町の後援。