大堀相馬焼いかりや窯(福島県白河市)は、猪苗代町非公認怪獣「イナワシロン」の焼き物を制作した。イナワシロンはもともとソフトビニール人形だが、青みがかった淡い色合いの陶器に“変身”し、新たな一面をのぞかせている。
元猪苗代町地域おこし協力隊で、イナワシロンの生みの親の一人である国分健一郎さん(46)が、同窯の山田慎一さん(55)に制作を依頼した。山田さんは、イナワシロンの背中にある猪苗代湖周辺の地形を表現するために、一から型を作ったという。
同町の旅館「磐梯西村屋」で18日、数量限定で販売する。価格は未定。国分さんは「大堀相馬焼のファンにもイナワシロンを知ってもらえれば」と期待した。