バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは19日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで西地区の鹿児島と対戦し、105―87で勝利し、連勝を5に伸ばした。通算成績は6勝1敗で勝敗は首位信州と同じだが、得失点差により順位は東地区7チーム中2位。
福島は次戦の25日、アウェーの山形県総合運動公園(山形県天童市)で東地区5位の山形と対戦する。午後3時5分開始予定。
初の3桁、ナンジけん引
福島が今季初の3桁得点を挙げ、18点差をつけて勝利した。30得点とBリーグでの自身の最多得点を記録したセンターのジャック・ナンジは「全員で熱量高くプレーできたから勝てた。30得点は自分を生かしてくれた仲間のおかげ」と振り返った。
序盤からナンジは動きが良く、2点シュートと3点シュートを次々に決めた。この日のシュート成功率は2、3点がともに66%、フリースローは100%と精度が光った。試合前にライアン・マルシャンHCから「積極的に点を狙おう。自信を持ってプレーして」と伝えられたといい、ナンジは「日々の練習が自信につながり、思い切ってプレーできた」と納得の表情を見せた。
第3Qには一時同点、第4Q開始時には1点差まで迫られるピンチを迎えた。苦しい状況でも「この試合は自分たちがコントロールしているんだ」と選手同士で声をかけ合い、乗り切った。
次戦の相手は山形。ナンジは「あと1週間、練習に集中して課題を修正し、次もハードにプレーしたい」と闘志を燃やした。