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山﨑亮汰さん(郡山出身)、12月27日にソロリサイタル

2025/10/25 12:00

古里の郡山市で帰国報告公演する山﨑さん

 クラシック界で世界最高峰と称され、ポーランドの首都ワルシャワで今月開催されたショパン国際ピアノコンクールに挑んだ郡山市出身の山﨑亮汰さん(26)が12月27日、古里に戻り、けんしん郡山文化センターで帰国報告となるソロリサイタルに臨む。

 福島民友新聞社が創刊130周年を記念し、世界に羽ばたく人材を応援するため主催する。郡山キャナル国際音楽祭、同市文化・学び振興公社の共催。同市、市教委、楽都郡山を考える会、郡山文化協会など後援。

 コンクールは厳しい選考と予備予選を勝ち抜いた精鋭85人だけが出場を認められた。晴れの舞台を踏み経験を積んだ直後の郡山公演では、ショパン作曲「ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58」、リスト作曲「ノルマの回想S.394」などを披露する予定。今年はほかの国際大会にも挑戦しており、経験者だからこそ見える風景の話題が、若い演奏者やファンを刺激しそうだ。

 前売りあすから販売

 当日は午後1時半開場、同2時開演。全席自由で、チケットは前売り3800円(当日4000円)、高校生以下2000円、未就学児は入場できない。販売は郡山キャナル国際音楽祭ホームページやネットチケット、テケト、チケットぴあ(セブンイレブン店内で発券)のほか、郡山市内のけんしん文化センター、うすい百貨店、開成山大神宮、ノア楽器で今月26日から販売する。問い合わせは事務局(電話024・911・9115、平日午前10時~午後6時)へ。

 「音楽の素晴らしさや喜び届けたい」

 山﨑さんはリサイタルの開催に当たって、県民へのメッセージを寄せた。

 「ショパン国際ピアノコンクールに出場するに際し、地元郡山をはじめ皆さまからたくさんの温かい応援の言葉をいただき、心から感謝しています。皆さまに支えられていることを強く実感しました。世界中の素晴らしいピアニストたちと同じ舞台に立てたことは、一生忘れられない貴重な経験となりました。ショパンの音楽と真剣に向き合った1年間は、かけがえのない時間であり、音楽家として大きく成長する機会にもなりました。皆さまに音楽の素晴らしさや喜びを届けられるよう頑張ります」

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