楽観主義を貫くのは難しい。それでも立ち向かう。「病気になっても病人になってはいけない」。郷土が生んだ偉大な女性登山家は、余命宣告を受けても山歩きに出た。家の階段を上るのもつらかったのに ▼田部井淳子さんは70歳を過ぎてからがんと闘った。「困ったときこそ明るく生きた方がいい」。被災地の高校生を励ますため一緒に富士山に挑む。「いつこの世を去っても悔いはない」と晩年の随筆に記し、77歳で逝った(「人生...
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