北塩原村の桧原湖周辺で福島県が実施している県道会津若松裏磐梯線檜原3工区(全長1.1キロ)の道路拡幅工事で、建設が進んでいたひばら橋が31日、供用開始となった。村内で橋の完成式が行われた。
同工区は磐梯朝日国立公園に位置し、桧原湖の周遊道路として多くの観光客が利用するほか、地域住民の生活道路としても需要がある。ただ急カーブが連続する上幅員が狭く、対向車とのすれ違いが困難だった。県は2014年に幅員6メートルへの拡幅工事を開始。今回ひばら橋を含む約150メートルが供用開始となった。既に完成している区間を除き残りは約420メートルで、引き続き工事が進められている。
完成式では杉原雅人喜多方建設事務所長が「橋の完成で観光振興に期待がかかる」とあいさつ。遠藤和夫村長は「観光客にも地域住民にも重要な道路だ。地域経済の活性化が期待される」と祝辞を述べた。橋名板の文字を書いた裏磐梯中の生徒に記念品が贈られた。
