福島県鮫川村は2日、有機農業の生産から消費まで地域ぐるみで取り組む「オーガニックビレッジ」を宣言した。有機農業の推進を図り、里山景観や水資源の保全などを行い、持続可能な村づくりを目指す。
村によると、宣言は二本松、喜多方の両市に続いて県内3例目。宣言によってオーガニックを核とした村づくりを進め、農業の後継者不足や遊休農地増加などの課題の解決を目指す。
村は今後、2029年度を目標に、学校給食の村内産食材使用率を50%に引き上げ、そのうち有機栽培の村内産食材の使用率30%を目指す。
また、大豆やコメなどの有機農業取り組み面積の拡大などに取り組む。
宣言式で、宗田雅之村長は「未来を託す子どもたちへ安心安全な食づくりと美しい環境を守りつなぐために、持続可能な有機農業を柱として、地域づくりに挑戦していく」と語り、地域の子どもたちと一緒に宣言した。
