会津高美術部の黒板アート作品が、全国大会「日学・黒板アート甲子園2025」の高校生が出品するメイン大会で上位入賞にノミネートされた6作品の一つに選ばれた。最優秀賞などの各賞は24日に発表される予定で、部長の吉津風花さん(2年)は「みんなで描き上げた作品。賞が決定するまで緊張する」と結果を心待ちにしている。
作品名は「古今の契り」。1~3年生11人が32日間かけて作品を完成させた。会津の歴史を象徴する白虎隊士と現代の女子高校生が互いに手を伸ばす姿を描き、過去から現在のつながりや未来への希望を表現。過去と現在をつなぐ橋渡し役として新聞を描くなど、工夫を凝らした。
同校が同大会に出品するのは昨年に続き2回目。顧問の丸山弘樹教諭は「人物を取り入れた作品は難しい。難しいことにあえて挑戦したので、評価されてほっとした」と話した。
大会は黒板とホワイトボードメーカーの日学(東京都)の主催。メイン大会には全国67校から96作品の応募があった。表彰式は24日、東京都の武蔵野美術大市ケ谷キャンパスで行われ、ノミネート6作品の中から最優秀賞や優秀賞、入賞の各賞が発表される。
