東白川サイクリング推進会議は20日、同会議が制作した「奥久慈街道サイクリングルートモニュメント」が国際的な建築デザイン賞で準優勝に輝いたと発表した。モニュメントは福島県塙町の道の駅はなわに設置されている。自転車関連モニュメントの受賞は国内で初めてという。
同会議によると、デザイン賞の名称は「Global Architecture&Design Awards 2025」。建築・デザイン界のメディア「Rethinking The Future」が主催する。世界から1200以上の応募があり、モニュメントは「Pop―ups and Temporary(Built)」部門で準優勝のRUNNER―UPを受賞した。
モニュメントは、東白川郡4町村を巡るサイクリングコース「奥久慈街道」をPRするため昨年度、制作された。建築家の岩成尚さんが設計し、奥久慈杉をモチーフとして「木の町はなわ」をイメージした。
受賞を受け岩成さんは「奥久慈街道サイクリングルートをより世界に知ってもらいたいというエントリー時の希望がかない、喜んでいる」とコメント。同会議の大森秀一会長は「奥久慈街道サイクリングルートの『聖地』として、今後さらに多くのサイクリストに立ち寄ってもらえる場所になることを願う」としている。
