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北斎と広重、代表作競演 26年4月・郡山市立美術館、浮世絵の名品200点

2025/11/22 09:00

葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
歌川広重の代表作「東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景」

 国内外で人気を誇る江戸後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760―1849年)と歌川広重(1797―1858年)の代表作を集めた展覧会「北斎・広重 大浮世絵展~二大巨匠!夢の競演」が来年4月18日~6月21日、郡山市立美術館で開かれる。福島民友新聞社、同美術館、福島中央テレビでつくる実行委員会の主催。

 見どころは、北斎と広重の名品を比較しながら魅力を堪能できること。「東海道五十三次対決」の章では、名作「日本橋 朝之景」をはじめとする広重の連作「東海道五拾三次之内」、広重より約30年前に描かれた北斎の連作「東海道五十三次 絵本駅路鈴(えきろのすず)」を展示。「美人画対決」の章では瓜実(うりざね)顔ですらりとした特徴の北斎作品に対し、表情の豊かさが魅力の広重の作品を比べながら楽しめる。また、浮世絵の印刷・販売などを一貫して管理し、浮世絵人気を支えた「版元」にもスポットを当てる。この章では北斎の代表作「冨嶽(ふがく)三十六景」シリーズなどを紹介する。

 いずれも浮世絵収集家で本展監修者の中右(なかう)瑛氏(国際浮世絵学会常任理事)のコレクションで、珠玉の作品約200点を展示する。

 郡山市の椎根健雄市長が21日、来春の大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」推進事業連携企画として発表した。来年度以降の支出をあらかじめ設定する債務負担行為として12月補正予算案に予算計上した。

 チケット情報など展覧会の詳細は今後、福島民友新聞社の紙面などで公表する。

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