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白内障患う祖父へ、目に良い食材使った弁当 郡山の中学生が最優秀賞

2025/11/24 09:30

最優秀賞に輝いた安彦さん
孫から祖父に贈る『目』ごころ弁当

 第10回県「あなたのためのおべんとう」コンクールの受賞作品が決まり、安彦くるみさん(福島一中2年)の「孫から祖父に贈る『目』ごころ弁当」が最優秀賞に輝いた。

 安彦さんは白内障を患う祖父石井良一さんに向け、目に良い食材を使って元気になってほしいとの思いで調理した。規定課題の魚料理にカツオを用い、味付けには認知症予防に効果があるとされるじゅうねんみそを取り入れた。野菜類で彩りを加え、デザートにブルーベリーのヨーグルトを添えるなど、目の健康を気遣ったメニューを考案した。

 安彦さんは「とてもうれしい。おじいちゃんに良い結果を報告することが楽しみ」と受賞を喜んだ。

 実行委の主催、県教委などの共催。福島市で1日開かれた最終審査会には197点の書類審査を通過した4チーム5人が参加した。

 安彦さんの作品は、12月上旬に東京女子栄養大で開かれる全国大会1次審査の書類審査に出品される。

 ほかの受賞者次の通り。

 優秀賞=鴫原陽姫(福島一中)「お母さんの仕事応援弁当」、菊地香緒理(清水中)「笑顔になれる母のストレス解消弁当」、鴫野莉子・羽根ひなた(郡山一中)「校長先生感謝お弁当」

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