バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー、来年1月5日開幕・東京体育館)の組み合わせ抽選会が30日に開かれた。福島県代表は5、6の両日で行われる1回戦で、男子の郡山北工が岡山東商と、女子の郡山女子大付は鹿児島城西と対戦する。
郡山北工 守備力磨く
郡山北工の主将諸越啓弥(3年)は「練習試合で対戦成績のあるチーム。あと1カ月ほどあるので、対策して臨みたい」と力を込めた。
初戦の岡山東商とは、今夏の全国高校総体(インターハイ)直前の合宿で、練習試合を行ったという。山崎俊寿監督は「お互いに手の内が分かっている相手。オポジットの2年生、リベロの選手がうまい印象。夏の岡山県大会の映像を見直して、対策を練りたい」と話した。
大会まで約1カ月。諸越は「初戦の相手はスパイクが鋭い。守備力を磨き、8強入りを目指す」と意気込んだ。
郡女大付 全員で1点
郡女大付の主将野口陽菜(3年)は「チャレンジャー精神を持って、全員で1点を取り勝ちたい」と全国大会への思いを語る。
初戦の相手となった鹿児島城西は、中学生時に飛び級で17歳以下の日本代表に選ばれた1年生のスーパーエースを擁する実力校だ。佐藤浩明監督は「絶対的なエースがいる学校。彼女をどれだけ抑え込めるか、自分たちがいつも通りの力を出せるかが鍵」と語る。
昨年は1回戦敗退と涙をのんだ。野口は「まずは1回戦を勝利すること。1日でも長くコートに立てるよう、一戦一戦勝ち進み、16強入りを目指す」と表情を引きしめた。

