宇宙飛行士の食料や実験機器などを積んだ日本の新しい無人補給機「HTV-X」1号機にワンダーファーム(いわき市)で栽培されたトマトが載せられた。
宇宙空間に国内で栽培された生食用のトマトが届けられたのは初めて。宇宙飛行士は保存が利く加工食品を食べており、「生鮮食品も口にしたい」との要望が出ていたという。
宇宙に届けられたトマトは「ドキア」と呼ばれる品種で、実が固く日持ちするのが特長。同社が挙げた候補から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による4カ月間の保存試験をクリアして選ばれた。10月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
