赤沢亮正経済再生担当相は28日、自身が6月3日から出席する経済協力開発機構(OECD)閣僚会合が開かれるパリで、米国との関税交渉を模索していると明らかにした。関係者によると、米通商代表部(USTR)のグリア代表が会合に参加する可能性がある。
赤沢氏は「米国と関税で協議できる機会があれば全部生かす」と官邸で記者団に述べた。
赤沢氏は、米東部時間5月30日にワシントンで4回目の閣僚交渉を実施する方向で調整中。6月中旬の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開く日米首脳会談での合意を目指し、米側と協議を重ねたい意向だ。