九州電力は3日、玄海原発(佐賀県玄海町)の上空でドローンとみられる三つの光る物体が目撃されたことを踏まえ、緊急時の対策として警備員による撮影を認める運用を始めたと明らかにした。従来は防護上の理由で禁止されており、当時の動画は残っていなかった。九電幹部が玄海町議会の原子力対策特別委員会で説明した。
玄海原発の敷地内に投光器を新たに配備するほか、双眼鏡と暗視スコープの数を増やす方針も示した。林田道生原子力発電本部長は「ご心配をかけて大変申し訳ありません。治安当局と役割分担をしながら、事業者としてできることをしっかりやっていきたい」と陳謝した。