貨物室で出火したとの警告が表示された米ユナイテッド航空機が関西空港に緊急着陸し、乗客乗員がシューターで脱出したトラブルで、機体を調査した運輸安全委員会の航空事故調査官は15日、貨物室で何かが燃えた痕跡は確認されなかったと記者団に明らかにした。機器の誤作動の可能性を調べる。
14日に貨物室を目視で確認した高橋充航空事故調査官は、今後フライトレコーダー(飛行記録装置)の解析を進め、機器が誤作動した可能性も含めて調べていくとした。13日に始めた関空での調査は操縦士や管制官への聞き取りなどを経て15日で終了。
成田発フィリピン・セブ行きボーイング737は12日夜に緊急着陸した。