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奈良の若草山焼き、一部を有料化 雑踏事故防止で入場料2千円徴収

2025/11/11 15:02

 古都奈良で行われた「若草山焼き」。夜空には打ち上げられた花火とともに月が浮かび上がった。手前は興福寺の五重塔=昨年1月(午後6時22分から午後7時11分までの画像6枚を合成)

 奈良市の冬の伝統行事「若草山焼き」の実行委員会事務局を務める奈良県は11日、観覧エリアを一部有料化し、チケットを17日から販売すると発表した。人気エリアの人数を制限し、雑踏事故を防ぐ狙い。収入は警備など安全対策に充てる。

 県によると、来年1月24日開催の山焼きで適用。炎を近くで見られる若草山麓ゲート内と、県庁横の奈良公園バスターミナル屋上で、1人2千円の入場料を徴収する。チケットは先着4650人分で、オンラインなどで購入できる。他のエリアは無料を維持する。

 近年の観覧者は推計約19万人。ゲート内は急傾斜地で事故が予測され、安全対策が急務だった。

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