国立国会図書館は11日、館内システムの開発の委託を受けた業者が不正アクセスを受けたと発表した。利用者の氏名や印刷した資料などの情報が流出した可能性があり、詳細を調べている。住所や電話番号は含まれていないという。
不正に閲覧されたとみられるのは開発段階のデータのみで、既存のサービスへの影響は確認されていないが、資料を印刷する際の氏名を含む申し込み情報や、利用者のIDが一部漏れた恐れがある。国会図書館は詳細な影響範囲が確認でき次第、該当する利用者への対応を検討する。
5日に「サーバーが応答していない」と業者が発見し、発覚した。国会図書館は「監視を強化し、適切に対応する」とコメントした。
