【ベルリン共同】フランスのマクロン大統領は18日、訪問先のベルリンでの記者会見で、フランスとドイツ、スペインが進める最新鋭戦闘機の共同開発計画について「われわれには成功する義務がある」と述べた。開発計画はメーカー同士の主導権争いで頓挫の危機に陥っているが、実現に向けた決意を示した。
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が17日、独仏両政府が戦闘機の共同開発を縮小し、協力分野を指揮統制システムに絞り込む方向で協議していると報じていた。共同開発計画は、フランスの航空機メーカー、ダッソー・アビエーションやドイツなどに防衛部門の拠点を持つエアバスが中心。欧州の安全保障の要となることが期待されている。
