【ワシントン、キーウ共同】トランプ米大統領は25日、交流サイト(SNS)で、ロシアのウクライナ侵攻を巡る米和平案について「相違点はわずかだ」と主張し、交渉がまとまるめどが付けば、ロシアとウクライナの両首脳と会談する意向を示した。和平案を最終決定するため、ウィットコフ和平交渉担当特使にロシアでプーチン大統領と協議するよう指示したと表明した。
トランプ氏は合意の内容よりも、最優先する「戦闘停止」の実現につながる合意を早期に取りまとめたい考え。「合意は間近だ」とアピールし、ロシアとウクライナ双方に圧力を強めている。
CNNテレビによると、和平案のうち(1)領土問題(2)ウクライナ軍の規模(3)ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟の是非―で米国とウクライナが合意していない。ロシアが和平案を拒絶する可能性もあり、進展は依然見通せない。
トランプ氏はSNSで「合意が最終的にまとまるか、最終段階に入った場合に限り、ウクライナのゼレンスキー大統領やプーチン氏と会談する」とし「楽しみにしている」と投稿した。
