新潟県は26日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する3142万円の補正予算案を発表した。再稼働した場合に得られる国の交付金を活用し、原発の安全・防災対策を県民に周知する冊子を配布するほか、県や立地自治体職員と専門家とのチームをつくり、原発を監視する。花角英世知事が定例記者会見で明らかにした。
花角氏は21日の臨時会見で、6、7号機の再稼働を容認すると表明。自身の判断について県議会で信任を問う考えを示していた。26日は表明後初となる会見で、議会が補正予算案を通過させることが信任に当たるのかを聞かれ「議会がどういう形で意思を表するかはお任せしている」と述べるにとどめた。
