お笑いタレント・やす子(25)が、毎年恒例の日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日、9月1日)内の企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」でチャリティーランナーを務めることがわかった。16日、都内の同局で行われた制作発表会見で発表された。
【写真】制作発表会見に出席した総合司会&やす子
やす子は会見で放映されたVTR内で「テレビでほとんど言ったことはなかったのですが、実は高校生のころ、児童養護施設にお世話になっていた時期があります。当時は、経済的に進学も諦めなければならない状況でした」と告白。2歳で両親が離婚し、母が働きづめだったが、経済的に厳しかったと明かした。
会見では「(当時)『児童養護施設にいました』って言ったときに、引かれたり、タブーな存在になっていて言わなくなっていったんです。芸人になってからもぼかして自衛隊に入った理由を話していました。やす子が偽りで明るくやってると思われたり、かわいそうと思われたりすることを避けたくて」と今まで口にしてこなかった理由を告白。「パソコンが(施設に)1台しかなくて取り合ったり、テレビのチャンネル権も取り合ったりと、足りないものも多く、友だちと話が合わなかったり、遊びに行くお金も当時はなかった」と振り返った。
そして「現状を知ってもらいたいと同時に、もっと注目していただき、児童養護施設にいる子どもたちが豊かになればなと。もっともっとその子たちが明るくなったらと思ったらいいなと思います」と願いを語り、「8年前までは進学を諦めたりしなきゃいけない環境にいたんです。でも、芸人になって見たかった景色が見られているので、どこの環境にいても大丈夫だとお伝えしたいです」と力を込めた。
そんなやす子の思いを受けた今年のチャリティーマラソンでは、33年目にして新たに「目的別募金」を開設する。「マラソン児童養護施設募金」のために走り、全額を全国600ヶ所以上の児童養護施設のために使う。やす子は「自分も募金させていただきますし、ずっと募金していただけるよう長く走ろうと思います」と意気込んだ。
会見後に行われた制作陣の囲み取材では、総合プロデューサー・吉無田剛氏がやす子のオファー経緯について「ご一緒させていただくときの打ち合わせで、彼女(やす子)の中で『子ども食堂を作りたい』という夢を聞いたときに、どう育ってきたのか話しを聞いていました。彼女の夢が去年の段階から『24時間テレビで走りたい、子ども食堂を作る夢に近づきたい』とおっしゃっていたので、今年のマラソンを変えたいという部分と合致することがあって、お願いしました」と説明した。
走行距離については未定。吉無田氏は「年々、気温も高くなってきて、安全に企画をやらないといけないので、(同企画をサポートする)ランナーズ・ウェルネスとともに安心にお届けできるように距離数は決めずにスタートしています」とし、「元自衛官ということもあって筋肉もあり、ポテンシャルは高いと聞いています」と期待。「自分が長く走ればそれだけ思いを長く届けることができるので、彼女の望みとしては距離も長く、時間も長めだと思っているのではないでしょうか」と語った。
『24時間テレビ47』は、8月31日から9月1日にかけて、東京・両国国技館で開催する。今年のテーマは「愛は地球を救うのか?」。羽鳥慎一アナウンサー、水卜麻美アナウンサー、上田晋也(くりぃむしちゅー)が総合司会を務め、24人の出演者がそれぞれの企画を担う「24人でつなぐ24時間テレビ」となる。
やす子、高校生のころ「児童養護施設にお世話になっていた」 『24時間テレビ』チャリティーランナー挑戦に決意「子どもたちが豊かになれば」
2024/07/17 14:46
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