放射線を出して安定に

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 すべての物質は、目に見えない小さな「原子(げんし)」が集まり、形作られていることを聞いたことがある方もいらっしゃると思います。20世紀初め、この「原子」はさらに細かく、「陽子・中性子・電子」がそれぞれ何個かずつ集まってできていることが発見されました。例えば、水(分子)であれば、陽子10個、中性子8個、電子10個といった具合です。

 ただこの「陽子・中性子・電子」は、お互いの個数のバランスが悪いと、お互いに居心地が悪く、その物質は不安定になります。そんな不安定な物質が放射性物質です。例えば、よく登場するセシウム137は、安定しているセシウムに比べて中性子が四つ多いです。

 不安定なため、個数のバランスを取ろうとして、外に邪魔な電子を一つはき出したり、エネルギーを放出したりします。これが放射線です。放射性物質は放射線を出しながら、お互いの個数のバランスを取り、最終的に安定した物質に変わっていきます。