体内の「半減期」、排泄で早く

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 放射性物質は、安定になるために放射線を外に吐き出します。放射性物質の「半分」が放射線を出し、(安定な)別の物質へと変わるまでの時間を「半減期」と呼びました。

 セシウム137の「半減期」は約30年です。では、食べて体内に取り込んだセシウムは30年たたないと半分にならないのか? というと、そうではありません。30年よりもかなり早く、尿や便から排泄(はいせつ)されます。体内から排泄されて「体内で半分」になる時間は、年齢が低いほど短く、大人で約100日、6歳で30日、1歳で10日程度です。セシウムが体内にとどまっている間は、内部被ばくを受けることになりますが、排泄されればもう関係ありません。

 数万ベクレルのセシウムを摂取すると、内部被ばくは1ミリシーベルト。これはセシウムを取り込んでから排泄されるまで、体内にとどまる数カ月以上の間に浴びるトータルの被ばく量が1ミリシーベルトであることを意味しています。食べた瞬間に一気に被ばくするわけではありません。