内部被ばく、ほぼ検出せず

 

 2016(平成28)年現在、内部被ばくを測るホールボディーカウンター検査で、体内からセシウムを検出する方はもうほとんどいません。相馬地方では大人も子どもも含め、検査を受診される方の99%以上から検出せず、逆に検出する方を見つけることが困難です。多くの地元産の米や野菜・果物なども状況は同じです。

 結果的に11年度を除き、12年度以降のホールボディーカウンター検査でセシウムを検出することはまずありませんでした。検出しないということは、日常生活で汚染された食品を食べていないということです。

 スーパーで産地を気にせず購入しようと、地元で作り検査もされた米や野菜・果物などだろうと、水道水だろうと、セシウムは検出されていません。放射性物質自体が減ってきているのに加え、それぞれの検査や対策がしっかりなされているからです。

 この数年間、内部被ばくは非常に低い状態を維持しています。特に子どもたちの内部被ばくは、この数年ずっとほぼ皆無です。