家庭内にも活用した機器

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 われわれは元々日常生活において周りのさまざまな放射性物質から年間で約2・1ミリシーベルトの放射線を浴びています。周りの環境中だけではなく家庭にある消費財の中にも、徐々にその種類は減ってはいるものの、放射性物質を活用しているものが多くあります。

 有名なものの一つが、煙感知器です。イオン化式と呼ばれ、これにはアメリシウムという放射性物質が使われています。アメリシウムから放射線(アルファ線)が出ると、アルファ線は電気を帯びているため通った道に微量の電流が流れます。そこに煙が入り込むと電流が流れづらくなり、煙を感知できるのです。

 わが国では放射性物質の管理の都合もあり、家庭用煙感知器にはアメリシウムはもはや使われませんが、価格や感度の面からも米国や英国をはじめ多くの諸外国ではまだまだ使用されています。ちなみに感知器の近くに一日中1年間いたとしても、1ミリシーベルトの千分の1の被ばく量にも到達しません。