原子力事故影響度で評価

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 第2次世界大戦中に広島と長崎に投下された原子爆弾は、周辺住民に甚大な被害をもたらしました。またその後も原子爆弾・水素爆弾の開発に伴う核実験および核処理施設・原子力発電所での事故など、さまざまな理由で放射線被ばくは引き起こされてきました。福島第1原発事故以外の原子力発電所事故として、チェルノブイリ原子力発電所事故とスリーマイル島原子力発電所事故が知られています。

 旧ソ連は世界で最初の商業用原子力発電の開発に成功していました。チェルノブイリでは1986年の4月26日未明、外部からの電力が失われた場合を想定した実験が行われていました。その実験中、出力が予定よりも低くなったにもかかわらず運転員が実験を強行したことや、加えて原子炉内での反応を抑えるシステム(制御棒)に構造的な欠陥があったことから、緊急停止ボタンを押したために逆に原子炉がより暴走するという事態が起こり、水蒸気爆発、1週間以上続く火災、放射性物質の放出が起こりました(ポジティブスクラムと呼ばれます)。

 このような原子力事故はその影響度によって「レベル0」から「レベル7」までの8段階で評価されますが(国際原子力事象評価尺度)、チェルノブイリと福島での事故がレベル7=深刻な事故として記録されています。