50センチの土で99%以上遮る

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 原発事故後、県内の各地では除染および廃棄物の処理が進められ、帰還困難区域を除くと、2018年3月には県内の全ての地域での面的な除染が終了しています。現在は仮置き場や除染の現場で保管されている、除去された土や廃棄物の、トラックによる中間貯蔵施設への搬入が進んでいます。

 運ばれた土は、貯蔵施設で重機を使って敷きならされた上で、体積を小さくするため締め固められます。

 いくらかの仮置き場でもそうですが、遮へいのために土をかぶせたり、距離を離したりすることで、放射線を抑え込む対策が行われています。

 現在の主たる放射性物質であるセシウム137であれば、そこから発せられる放射線のうち、厚さ10センチの土で覆うと約74%が、30センチの土だと約98%が、50センチの土だと99%以上を遮ることができます。土をコンクリートにすると、もう少し遮ることができます。また、放射線を発するものから離れると、その強さは距離の2乗に反比例します。1メートルのそばにいるときに比べて、10メートルの場所では100分の1に、100メートル離れれば1万分の1になります。